SFF-8482 SASとは?
SFF-8482 SAS(Small Form Factor 8482 Serial Attached SCSI)は、データ転送とストレージのためのインターフェース規格の一つです。この規格は、小型フォームファクターの装置におけるシリアルアタッチドスカジー(Serial Attached SCSI、SAS)接続を定義しています。SASは、大容量で信頼性が高く、高いデータ転送速度を提供するために設計されています。
主な特徴:
- 小型フォームファクター: SFF-8482は小型のデバイスに最適化されており、スペースを節約できます。
- シリアル接続: シリアルデータ転送を使用し、信号の同時伝送が可能で、高い信号品質を実現します。
- 高いデータ転送速度: SASは高いデータ転送速度を提供し、大規模なデータセンターやエンタープライズ環境で広く利用されています。
- 信頼性: SASは冗長性があり、エラー訂正機能を備えており、データの安全性を確保します。
対応製品の例:
- HDD(ハードディスクドライブ): SFF-8482 SASは、ハードディスクドライブとの接続に使用されます。例えば、Seagate、Western Digitalなどの製品がSFF-8482に対応しています。
- SSD(ソリッドステートドライブ): ソリッドステートドライブもSFF-8482 SASをサポートしており、Intel、Samsung、Crucialなどがその例です。
- バックプレーン: バックプレーンは、SFF-8482 SASを使用してホットスワップ可能なドライブベイを提供します。Dell、HP、Supermicroなどのサーバーメーカーが対応した製品を提供しています。
- RAIDコントローラー: RAID(Redundant Array of Independent Disks)コントローラーは、SFF-8482 SASを使用して複数のドライブを管理し、冗長性やパフォーマンスの向上を図ります。LSI、Adaptec、Arecaなどのメーカーが対応した製品を提供しています。
このように、SFF-8482 SASはデータストレージにおいて広く利用され、多くの製品がこの規格に対応しています。